TaiRa

翼のない天使のTaiRaのレビュー・感想・評価

翼のない天使(1998年製作の映画)
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シャマランの初期作品。子供の描き方の上手さはこの時から頭抜けてる。

カトリック系の小学校が舞台。シャマランもカトリック系の学校に通っていたとか。家はヒンドゥー教なのに。そのねじれがこの作品の根底にあるのかも。大好きなおじじが死んじゃった主人公ジョシュアが神を探すお話。子供が大人に変わる第一歩の瞬間。彼が朝起きれない事と"大人の目覚め"がリンクする。最後に主人公が発表する作文は『コリント人への第一の手紙』第13章11節「わたしたちが幼な子であった時には、幼な子らしく語り、幼な子らしく感じ、また、幼な子らしく考えていた。しかし、おとなとなった今は、幼な子らしいことを捨てた」から来てるのかなと思った。

単純にジョシュア可愛すぎる。初恋の女の子に対して「き、君は雑誌(エロ本)の女の子より可愛い!」っていう感じとかね。おデブの子やいじめっ子や変わった子に対して優しくなるとこで感動しちゃう。子供出来たらこういう子になって欲しい。個人的には子供のうちに身内の死を経験した方が良いと思ってる。祖父や曾祖母の死を見た事は今考えると大事な事だったと思うよ。
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