英国淑女

翼のない天使の英国淑女のレビュー・感想・評価

翼のない天使(1998年製作の映画)
5.0
とことん純粋な子供時代を良く表現した作品だと思う。

また、自分自身カトリック系の学校に6年間通っていたので、
思春期にシスターや神父と共に、道徳を学びながらも、
子供心に最初は
「神様って本当にいるの?」
「いつも神様に見られてたら、トイレとか寝る時もいるの?」

と聖書を読みながら考えていた事を思い出しました。

六年の間で後半に差し掛かると、友達が悪い事をしてるのを見て、
「神様がもし見てたら…」
と思って、自分は仲間になろうとはできなかったり、
でもその親友を心の底では大好きでいたり…

「なんで生まれたんだろう…」
「神様が居るなら家族の絆を深めてくれるはずなのに…」
と悩みながらも、どこかグレずに成長できた事に大人になってから感謝している。

そう成長するよう、導いてくれたシスターには、大人になってからお礼を言えた。

また、あの年代、どこの学校にも学年に一人は天才的な?奇行をする賢者が居たはず…笑

そしてこの映画のラスト、
最後の一分で驚きの結末がある。
映画好きとしては、かなり評価したいラストです。

短時間でホッとできる、
隠れた名作だと思います。