青二歳

第三惑星の秘密の青二歳のレビュー・感想・評価

第三惑星の秘密(1981年製作の映画)
3.6
ソビエトのパペットアニメーションの名手ロマン・カチャーノフ(チェブラーシカの監督)がSFを作っていたなんて…しかもセルアニメ。VHSしか無いのが残念。
モスクワ動物園に迎える新しい珍種を求めて色んな星を渡り歩くんですが、この生物や機械のデザインがなんとも愛らしい。独特のセンスでデザインされたこの世界観がソビエトアニメならではでしょうか。

ただキャラデザの不気味さと可愛らしさが藤子不二雄先生の“少し不思議(SF)”に通じるんですよねぇ。どこの惑星でも様々な種が平和的に共存していて、その世界観は“ドラえもん”のようにほのぼの。“雲の王国”のターミナルとか、“宇宙開拓史”の森から野原へ行く道中なんかのイメージです。
もちろん見た目は全然違うんですが、大人も楽しめるクオリティを保ちながら子供にも親しめる世界観を大切にしている…ということが共通する点かなと思います。
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