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続 愛と誠のkazu1961のレビュー・感想・評価

続 愛と誠(1975年製作の映画)
3.4
▪️Title : 「続 愛と誠」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1974
▪️JP Release Date :1975/03/15
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-328 再鑑賞
🕰Running Time:89分
▪️My Review
大丈夫1作目に比べてかなりシリアスでドラマ性が高まりました。やはり今回は影の大番長・高原由紀ことクールビューティ多岐川裕美の存在感のなす技ですね。そして誠役は西城秀樹から南条弘二に変わったことでアイドル臭と存在感が無くなったからかもわかりません。
本作は、「誠と愛が花園高校に転校して、影の番長高原由紀との闘いを経て、高原由紀が自殺するまで」という、文庫版では第3巻から第4巻の内容を結構忠実に再現しています。
クライマックスは、やはり高原由紀による太賀誠へのハードなリンチシーンで、誠の必死に愛をかばう姿勢に心打たれた彼女は。。。このシーンが見どころですね。
山根監督は劇画を映像化する手法をとっています。3回反復するリピート映像や、誠と高原が最初に闘う橋のシーンでは「ここぞ」と言うシーンで背景を真っ赤に染め上げる漫画的に演出がB級感満載!!そして大事なセリフは別カットの文字をインサートする大胆な演出も取り入れるのも良いですね。
物語は。。。
青葉台高校を退学させられた太賀誠は、悪名高い花園実業へ転校。早乙女愛も誠を追って転校します。花園実業には、誰もが畏怖するスケバングループがいました。ふてぶてしい誠の態度にその中のひとりが襲いかかるますが、反対に逆さ吊りにされます。それは、彼女たちへの誠の宣戦布告でもありました。誠はスケバンの影の大番長を探すが、杳として知れません。そんな時、新人の体育教師が が無数のナイフに襲撃される事件が起きました。その犯人こそ、影の大番長高原由紀でした。。。
モロボシダンの面影が残る森次晃嗣の好演?も印象的です。しかし70年代の作品ならでは放送禁止用語満載ですね。
ほんと時代の空気感満載の愛おしい作品ですね!!

▪️Overview
不良高校生・太賀誠と純真なお嬢様・早乙女愛が繰りひろげる純愛を描いた、梶原一騎・原作、ながやす巧・画による名作コミック「愛と誠」を実写映画化したシリーズ3部作の第2作。不良高校として知られる花園実業に転校した誠は、学園を牛耳るスケバングループに宣戦布告。一方、愛も誠の後を追って花園学園に転入してくるが、誠は影の大番長を探し出すことに夢中で……。前作に続き山根成之がメガホンを取る。
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