私の友人が山口県の萩市に住んでるが、その隣？に国定公園の秋吉台が有り、カルスト台地の景観や鍾乳洞など見所が多いが、唯一の秋芳ロイヤルホテルが、COVID-19の影響で廃業する等、観光地としての経営は厳しい。しかし、シンボルである秋吉台サファリランド、今日も元気に営業中！。いや、本作を観て思い出しただけ(笑)。

原題「Prey」獲物。アメリカ英語で捕食される、と言う意味。同義語「hunt」よりも意味合いは強い。南アフリカで製作、アメリカのTVムービーとして放送。北米以外ではソニー・ピクチャーズ配給でレーティングはTV-MA. Mature Audience Only。17歳以下視聴不可、激しい暴力Vが含まれる。アメリカのレビューでは一部の熱狂的なファンと、相反する低評価が乱れ飛んでる。

始めにお断りですが、私の動物の知識は小学生以下、映画もサメ映画は勿論、アニマル系は全く見ません。が、見様に依ってはソリッド・シチュエーションかもしれないと、アメリカの友人に騙された(笑)。ソニー配給だけに、キャスティングは豪華。主演Bridget Moynahan、49歳。立派なハリウッド・スター「ジョン・ウィック」物語の始まりである妻ヘレン役で有名。Keanu Reevesが彼女の大ファンで出演したが、再婚後は仕事をセーブしてる。彼女クラスの女優でも「主演」を勝ち取るのは難しい。本作への出演の最大の理由がコレ。共演Peter Wellerは我らの「ロボコップ」。彼はシンプルにギャラとアフリカ旅行が目的だが、何の問題もない。

自然とスリラー、似つかわしく無い組み合わせで言えば地味に傑作「オープンウォーター」にセンテンスは近い。Darrell James Roodt監督は南アフリカ出身で、Leonardo DiCaprio主演「ブラッド・ダイヤモンド」内戦の続くアフリカが舞台で、プロデューサーを務める等、ハリウッドと縁が深い。この人、スリラーで言うと「氷の誘惑」アレのパクリな邦題だが、B級スリラーとしてはまあまあ悪くない。主演が私の好きなNatasha Henstridgeなので、お暇でしたら。話を戻すと、監督は制作時の金銭トラブルでハリウッドから出禁を喰らう(現在は解除)。

雰囲気的にはStephen Kingの長編小説「クージョ」に近い。クージョは、狂犬病に罹患した巨大なセントバーナード犬が主役だが、本作は本物のライオンを何頭も使うので、映像的にはサスペンスフル、サバンナで孤立した家族がライオンに狙われ続ける、単細胞な話ですが、スリラーとしては及第点アウト、だが友人はアニマルパニックとしては、上出来と褒めてた。私には動物モノのニアリーな鑑賞歴が無いので分りませんが、問題点はハッキリしてる。

犠牲者を考えればハッピーエンドも空しく響く、スリラー的に言えば犠牲者が全て他人と言うのは納得逝かない。せめて家族の誰かが犠牲に為れば、と言うかハリウッドならソレ専用の人が分り易く配置されるのが定番。ソニーが問題視したのは、アメリカ人が助かれば、現地人がどう為ろうと知ったコッチャない、的なクロージングが差別を助長するとして、監督をハリウッドから出禁扱いして批判を収束させた。意外と日本人が見ても気に為らないかもしれないが、私はアニマル映画への偏見の懸念すら感じた。

野生動物に詳しい方はご存じだろうが、本作は実際に起きた事件をインスパイアしてる。1898年イギリス領東アフリカ、今のケニアで起きたライオン獣害事件。当時の記事を引用するとケニアとウガンダを結ぶ鉄道の敷設工事中に、ライオンが現れ、少なくとも28名が犠牲に為った。欧米では「Tsavo Man-Eaters」ツァボの人喰い、として有名。2頭は捕獲され射殺された。アメリカはショッキングな事件を忘れては為らない。として、剥製化してシカゴのフィールド博物館に展示した。

事件は日本でも大きく報じられたようで、代表作「高安犬物語」直木賞を受賞した、日本を代表する動物文学作家、戸川幸夫が「人喰鉄道」を発表。児童文学が得意と思われた氏の意外な一面が垣間見えた。因みに氏の弟子は平岩弓枝「肝っ玉かあさん」。一方のアメリカは、事件を基に私の好きなStephen Hopkins監督「ゴースト&ダークネス」製作。アニマル・スリラーの傑作なので未見の方は是非、因みにVal Kilmerがゴールデンラズベリー最低助演男優賞ノミネート。アカデミー音響編集賞受賞(本当)。

監督は南アフリカ政府の支援で出禁が解除された2013年「サファリ」発表。因みに未体験ゾーンの映画たち2014で上映されたらしい。未見ですが、友人曰く本作と全く同じプロットで、南アフリカのサファリツアーに参加したアメリカ人観光客が襲われる。違うのはビデオカメラのPOV、カメラを一人の少女が、アメリカ大使館に持ち込んだ事から事件が明らかに成る・・・絶対、面白くない(笑)。

B級アニマル・パニックでは佳作(友人談)。我こそは！と言う強者を私は止めたりはしない。

エイミーは娘と息子と共にサファリツアーへ出かける。息子がウ◯コがしたいと言い出し車を止めるが、そこにはライオンがおり…

ライオンがCGじゃなく本物を使っていたのは良かったと思います🦁

でも、そのせいかライオンが襲ってくるシーンになると画面がやたらブレます。
何が起こってるのか全然分かりませんでした。
あまりにブレるものですからちょっと酔いました🤮

また、息子と娘が終始お荷物だったのも問題ですね。もーちょっと活躍する展開が欲しかったです。

でもモンパニ映画好きは見てもいいかな

• #モンスターパニック

ゾンビ系かな？と思ったら野生動物の脅威系でした。
ジュラシックパークの車に乗ってて恐竜に襲われるシーンのライオンバージョンみたいなのがずっと続きます。
本物（たぶん）のライオン、ハイエナの映像もあり、ちゃんと作られてますが、ストーリーはあんまり盛り上がりがないようには思いました。

お義母さん役、美人でした。ってか有名映画に結構出てる人でびっくらでした。