浮橋

風の中の牝鷄の浮橋のレビュー・感想・評価

風の中の牝鷄(1948年製作の映画)
4.5
暴力シーンが怖くて戦後の小津作品で唯一未視聴であったけど、勧められて観た。いわゆる小津調に切り替わるきっかけとなった一本とのこと。みんなが知ってる小津映画のほのぼの感はないものの、カット割が細かくて大好きだった。春を鬻いでまでヒロちゃん守る絹代って、国が敗れてもなお裕仁を守った日本人そのもの説を支持したい。お絹ってば、、、言わなくていいことあるじゃん、村田知栄子に借りたとか言い訳できたじゃんと現代人の私は短絡的に考えしまったが、当時の価値観、精神性を理解せずに安易に「小津っぽくないからアウト」と答えを出すのはつまらないと反省した。国内でもっと高い評価をされるために、個人的にこの映画のポジティブキャンペーンを行いたいくらい……
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