ドルフィンキック

女カンフー/魔柳拳のドルフィンキックのレビュー・感想・評価

女カンフー/魔柳拳(1978年製作の映画)
3.9
過去に、「酔拳マスター」と言うタイトルで、テレビ放送されたことがあるカンフー映画。
録画したビデオ(VHS)をテープが擦り切れるほど、何ども、繰り返して、見ました。
「酔拳」の亜流作品としては、まあまあ楽しめる作品だと思います♪
ユエン・シャオ・ティエン(ドランクモンキー酔拳のソカシ)、ヤン・サイクン(笑拳のラスボス)、カサノバ・ウォン(ドラゴンカンフー・龍虎八拳のラスボス)と、キャストが豪華。
なので、アクションは、中々見応えがありました♪
カサノバ・ウォンは、「ドラゴンカンフー・龍虎八拳」での悪役のイメージが強かったので、本作での善人役は、とても新鮮でした。
カサノバさんって、「へぇ~こんな真面目な青年役も演じるんだ」みたいな衝撃を受けました。
ラストの三対一のカンフーバトルは、それぞれ持ち味を出していて、女性の使い手はしなやかで、華麗な動きが、酔拳の使い手の青年(少年?)は、アクロバティックな動きが、そして、キッカー、カサノバ・ウォンは、お馴染みの蹴り技が素晴らしかったですね。
でもカサノバさんのファンからしたら、やや物足りなさはあったのではって気がしますね。
出番が少ないのと、ラスボスのヤン・サイクンに合わせて、レベルを一つ下げて、手加減して、わざと弱いふりをしているなあ~って感じがしました。
どう考えても、ガチンコでやったら、カサノバさんの方が強いでしょ!ってツッコミを入れたくなります(笑)。
カサノバさんの空中で開脚して、両側の味方がブリッジでかわして、着地するまでに、前方にいるラスボスに、右足で蹴りを炸裂させるアクションは圧巻でした!!!!!そして、ラストの空中で身を翻してのバックキックも、鮮やかでした。正に、足技の名手ですね。
ハッピーエンドで、ラストシーンは、何だか微笑ましかったでね♪
この作品は、日本で、ビデオ(VHS)化されてことがあるのですが、未だDVD化されたことはないので、是非リリースしてほしいですね♪