陰キャでメンヘラ気味な姉妹の姉が変な狼に噛まれたせいで、ビッチな人狼に変身しちゃう青春ホラー。

やたらとフィルマで評価低いけど、めっちゃ面白かったです！今年公開した『RAW〜少女のめざめ〜』と似てるところが多くて、本作を下敷きにしてるのではと思えるほど。『RAW』からアート感や複雑さを減らして、B級感とわかりやすさを増したような感じ。

あらすじ…
主人公姉妹は飛び級した秀才JK。学校の陽キャたちとはソリが合わず、死体の真似をしたりして、陰な生活を送っていた。近所で飼犬が無残に殺される事件が相次ぐ。夜に出歩いていた姉妹は突然狼に襲われ、姉のジンジャーが噛みつかれる。何とか逃げ切るも、傷口から毛が生え始め…という話。

大人の女性への変容を、人狼への変化とシンクロさせて描いた作品。狼は男性の象徴で、その狼に噛まれたことがきっかけで変わっていく姉ジンジャー。少女から大人の女性への、抵抗しても自らの意思とは関係なく起こる精神的・肉体的な変貌。それを未知のものへと変わってしまう恐怖として捉え、その抗うことのできない変貌に苦しむ姿を描いている。

傷口から毛が生えてきたり、尻尾が生えてきたりして、何とか隠そうと頑張るのも象徴的だし、精神的な変容が抑えきれずに、次第に見た目も性格的にも獣のようになっていくというのもわかりやすくて良いです。だんだんエロくなっていくジンジャーも大変よろしい(#^.^#)見たことある女優さんだな〜と思ったら『フレディVSジェイソン』で潔癖なクソ彼氏のケツが可愛いとか言ってたあの子ですね（笑）

そして面白いのは妹の方は狼に噛まれておらず、全く変貌が起こらないこと。自分は少女のままなのに、大人へと変わっていく姉と変わらない自分。変貌していく姉への羨望と嫌悪感。そしてジンジャーvs妹という、大人の女性vs無垢な少女の対決にもっていくあたりも、わかりやすいし、人狼を絡めることでB級ホラーなバカらしさも並存させていて、そのさじ加減が絶妙で面白かったです。わかりやすすぎというか、わざとらしすぎるのは若干欠点でもありますが、人狼のB級感がそこの受け皿としてうまく機能しているように感じました。

そして、1人の女性の、子どもと大人の間で揺れる心の葛藤を姉妹というかたちで表現したとも取れるし、決着のつけ方も好みです。

本作には続編（2と3）があるんですけど、それぞれ『ウルフマンリターンズ』『ウルフマン』という続編とは思えないタイトルなのが謎…。

• #ホラー映画と怖い映画
• #こんなのあるよ！だってVHSだもん☆

田舎町に住む1歳違いの姉妹が
2人で出掛けている途中で、
姉の《ジンジャー》が突然巨大
な獣に襲われて深い傷を負う。
そこからジンジャーに異変が…

🌕🐺美少女×人狼ホラー🐺🌕
★姉の為に妹が必死に動き出す★

♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱

美人姉が狼人間に変化する…?!
そんな姉の変貌を防ぐ為に奔走する妹。
モンスター要素・姉妹愛が詰まった
カナダ発🇨🇦の青春人狼ホラーです🤗

獣に襲われた美人姉が次第に攻撃的な
性格になって、銀色の毛が生えてきて
お尻からは尻尾まで生えてくる…
この様子を見て1番最初に思った事は

【美人はどんな姿になっても美人♡】
(*´罒`*)いー(*´□`*)なー


獣に襲われたタイミングで初潮が始まり
→変化する→目覚める…というような
どこかジュリア･デュクルノー監督の
『RAW』のような雰囲気のある本作🧐

姉の《ジンジャー》がかなり美人なので
それだけでもずっと見てられるような💕


姉が変化していく様子にはゾクゾク🥶
人間の体の変化を好む私みたいなタイプや
モンスター好きな人には嬉しいシーンが♪
しかも性欲もマシマシになるジンジャー!!
(パイオツは見えません。残念💦笑)

苦しむ姉・姉の変化を止めたい妹…
そんな2人の姉妹愛の物語でもあります。
思わず切なくなるシーンもあったり😢


人狼もの・モンスター系・青春ホラー…
と楽しめる要素が詰まった作品🐺💕
ジャケ写の左が美人姉《ジンジャー》♡

• #2023:chi-cinema
• #chi-ホラー

中二病まっ盛りな姉妹が狼女になっていく話。

自殺のフェイク写真をキャッキャッしながら撮って授業の課題に提出しちゃうような姉妹の暗黒っぷりに身悶える。近しいことで身に覚えのひとつやふたつある人にはくるやつ。

そんな暗くも微笑ましい姉妹関係も姉が人狼に噛まれたことで一変。大好きだった姉が女として人として別の生物になっていくことに付いていけない妹。
初潮による姉の大人の女性への変貌と人間から人狼への変貌をかなり直接的に重ねて描いてる。青臭くも血生臭い。

美男美女しか出てこないティーンホラーでけっこうなシリアス路線してるんだけど人狼の造形だけがB級のそれでかなり馬鹿っぽくて好き。
この手作り感というか一つ力の抜けた感じはクローネンバーグやターボキッドなんかを作り上げるカナダっていう国の土壌を感じさせた。知らんけど。