ある街にチビ助とチー=メンという道士がいた。
この2人は兄弟で、同じ師匠を持つ優れた魔術使いだが犬猿の仲でもあり、顔をあわせれば常に喧嘩を始める。
それは、弟子達にも及んでおり、それぞれの弟子であるフェイと龍介も犬猿の仲だった。
そんな中、村にキョンシー騒ぎが起こった。
この事件を解決し、名を揚げて師叔に覚えめでたくしてもらおうと考えたフェイは自らキョンシー退治に乗り出すのだった。
ぷっつんホラーシリーズ第6弾。
ライバル同士にある道士2人とその弟子たちのキョンシー退治を描いたコミカル・アクション。
本作は『ミラクルファイター』『妖怪道士』から連なる袁家班が絡んでいるオカルト功夫映画である。
監督は『霊幻道士6』などを監督したウィルソン・トン。
噂よりは面白い。
映画というよりはギャグアニメの総集編みたいな感じだけど。
人によってはあのぶつ切り感が気になる人がいるかも知れませんね。
ストーリーは師匠同士、弟子同士の小競り合いですが、キャストがマニアックで面白い作品です。
マニアックではあるものの実力派揃いキャストたちの掛け合いとカンフーは悪くない。
だがアクションに関して言えば、『妖怪道士』などに比べると迫力が少ない感じを受ける。
かなりコメディ色の強い映画でしたね。
全体的にグダグダで急展開が多くてテンポ悪いから、観るべきところと言えば限られてくる。
また、ストーリー構成が目に見えてぶつ切りになっている。
よく言えばいろんな楽しみ方ができる作品だが、悪く言えば支離滅裂。
説明がないのでかなり混乱する。
ジャンプせずスライドで近寄ってくるキョンシーは斬新だったけど、それだけだったな。
とにもかくにも、独特のある作品には間違いない。