茜

パラフィリアの茜のレビュー・感想・評価

パラフィリア(2011年製作の映画)
3.0
数百円で投げ売りされてたんで何も考えず買っちゃったやつ。
思い返せばどれもしょーもない話だった気がしなくもないが、思い切りの良い表現が多い点は好印象でした。

短編が3本収録されたオムニバスムービー。
いずれも変態エロティックホラーって感じで、血やグロよりもエロと汚成分が多め。
(調べるまで知らなかったけど、そもそも「パラフィリア」ってタイトルが「性的倒錯」って意味らしい)
クソデカちんちんやらバケツいっぱいの精液やうんこっぽい汚物とかがいっぱい出てくる。
あと全体的にどのお話も暗い。画面的にもそうだし雰囲気自体もジメジメしてる。

◆1話目「施しの家」
アブノーマルな変態夫婦がホームレスの少女を拉致って奴隷にしようとする話。
因果応報、ナメたらいかんぜよってやつ。一番分かりやすくてシンプル。
◆2話目「異形の呼び声」
ヤク中の女が治療の為に処方された薬を飲むとドスケベになっちゃうんだけど、その薬はナチスが極秘に開発したもので、原料は精液ですよって話。訳が分からない。
研究材料として拉致された人間が、拘束されたうえクソデカちんちんを取り付けられ、そいつが排出した精液から薬を作ってるんだけど、こうして書いててもさっぱり意味が分からん。
理屈も動機も謎ですが、映像としては雰囲気あったし、何よりクソデカちんちんがマジでクソデカくて笑っちゃったし、オチはそれなりにゾッとする。深く考えてはいけない。
◆3話目「メス犬」
傲慢で我儘でドSな彼女にプッツンした彼氏が、とある方法で逆に彼女を支配してやるぜって話。
彼女はクソだしそんな女が好きな彼氏もアホくさいし、くだらねーと思いながら観てたけど、彼女にペニバンで犯される彼氏の図はちょっと面白かった。
沢山のワンコが大活躍するし、オチもざまあみろって感じなので、有る意味一番爽快な話だったかもしれない。

ジャケ写のネクロマンティックもどきな骸骨とおねーちゃんは一切出て来ませんが、オムニバスだから見易いし、まぁまぁそれなりに楽しめる一本。
茜