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スクービー・ドゥーの一人旅のレビュー・感想・評価

スクービー・ドゥー(2002年製作の映画)
2.0
ラージャ・ゴスネル監督作。

遊園地で起きた怪事件の調査に乗り出したミステリー社の面々の奮闘を描いたコメディ。

1969年の第1シーズン以来、現在まで断続的に放送されてきたアメリカの長寿アニメ番組「スクービー・ドゥー」の実写映画化第1弾。

ミステリー社の男女4人と犬一匹が、謎の怪事件が巻き起こっている遊園地がある“スクーピー島”の現地調査に乗り出す…というミステリー型コメディで、頭空っぽモードで楽しめるエンタメ度万点の実写版になっています。

ミステリー型と言っても内容の大半はドタバタコメディで、4人&1匹が繰り広げるボケと冒険がしつこいくらいに活写されています。いろんな敵やキャラクター、アイテムがごっちゃになって登場してくる―画面の騒々しさと無理矢理な盛り上げ感は一級ですし、『ホット・チック』『ゴーストバスターズ』『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』等を連想させるネタも見つけることができます。
2002年製作の映画ですから犬(スクービー・ドゥー)のCGはお粗末なものでなかなか見るに堪えないレベルなのですが、現在主流の緻密&本物志向なCGの真逆をゆく、過度にデフォルメされたカートゥーン調のCG造形はどこか懐かしさと安心感を感じさせてくれます。

暇で暇でどうしようもないとき、あるいは頭を使って映画を見る気分ではないときに打ってつけのアニメ実写化シリーズ第1弾。主人公のCG犬を含め、メインキャスト全員に魅力がほぼ無い稀有な作品であります(ローワン・アトキンソンの無駄遣いも…)。
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