惡

デート・ウィズ・ドリューの惡のレビュー・感想・評価

デート・ウィズ・ドリュー(2004年製作の映画)
5.0
優しい世界だ。そう思った。物語に登場する彼と関わる人物は優しい、どこまでも無鉄砲でナルシスト、そして毛だらけの彼に優しい。そもそもドラマチックすぎる展開にどこまでが演出なのか疑いたくなる。
しかし彼は紆余曲折を経てドリューバリモアとデートした。一人の男がある目的を目指して努力して、達成した。それは事実でありこの物語は"ドキュメンタリー"だ。まさにロッキー、これは「アメリカンドリーム」を真っ向から描いた映画なのだ。現実は映画になる、これこそがドキュメンタリーの醍醐味だと力強くこの映画は叫んでいる。
そしてこの膨大な映像を編集し、構成し一本の物語として作り上げた編集力に脱帽。
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