ハローダギー

妖術秘伝・鬼打鬼のハローダギーのネタバレレビュー・内容・結末

妖術秘伝・鬼打鬼(1981年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに観ました。

私が小学生の頃にレンタルビデオで借りて観ていた当時は、『霊幻道士』のルーツという”サモハンホラー三部作‘’の第一弾という位置付けでした。(ちなみに第二弾は『霊幻師弟 人嚇人』第三弾は『霊幻百鬼 人嚇鬼』でした)

ゴールデンハーベスト製作の香港映画はこの2、3年後だと舞台が現代も描かれるようになりますが、今作は81年製作ということで、舞台や衣装はいわゆる昔ながらのカンフー映画の世界です。

『霊幻道士』の元祖ということで、キョンシーやお札、八角形の鏡や木剣など、後に『霊幻道士』で我々を魅了するアイテムの原型がみられます。サモハンの監督脚本主演ですから、本格的なカンフーアクションはもちろんですが、そこに独特の香港ホラーの要素が加わり、今みると気色悪さのインパクトはかなり強めに感じます。

ラム・チェンイン、チュン・ファト、ウー・マ、タイ・ポーなどお馴染みの顔ぶれが出てくると安心し、うれしくなります。

劇終のインパクト、怒りのノリツッコミ、ばっさり具合がすごいです。謎のお化けや妖術合戦やら色んなことがありすぎて忘れかけそうになりましたが、物語の発端はそこだったよな、たしかに!と。