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妖術秘伝・鬼打鬼のnyakoのレビュー・感想・評価

妖術秘伝・鬼打鬼(1981年製作の映画)
3.8
キョンシー+カンフー+妖術のあれもこれも詰め込んだサービス満点映画。
コミカル風ではあるけど、結構救われない話で確かに唐突なラストには口が開いたままになるかも。。
JAIHOのニュー2Kリマスター版で。
なんでもサモハンが監督・共同脚本・武術指導・主演も務めたこの作品は人気でその後シリーズ化されたとのこと。

サモハンの嫁は地元の有力者の爺様と浮気三昧。
サモハンに浮気がばれそうになったじいさまは、サモハンを亡き者にしようと妖術師を雇う。
その妖術師の弟分の男は師匠から教わった正しい道を外れる事を嫌い、サモハンを罠から救ってくれた。
なんだかすっかり妖術師vs妖術師の構図で(お互いやぐらまで建てちゃって)
妖術に操られた男と妖術に守ってもらえてるサモハンのカンフー対決に!

見どころはやっぱりアイヤーなカンフーだと思うけど、
お札や念仏、呪文など妖術使いがたっぷり見れて楽しくなってくる。
カイ・チーホン監督の『魔・デビルズ・オーメン』の妖術合戦思い出した。
他にも、無敵でぴょんぴょんコミカルな動きをするキョンシー盛りだくさんなところが楽しい。
キョンシーのバリエーションも多くて、サモハンの気を奪って覚醒し、ずっとサモハンの動きをまねて行動するキョンシーや腹踊りの腹に顔を書いたみたい顔のキョンシー、食い意地がはっててサモハンの太ももにガブリして食い口ぱっくり残しちゃう(割とグロい)キョンシーなどいろいろ。
キョンシーって移動するのがすさまじく早いのね。
そしてなんであんなに爪伸びてるんだろ。

妖術対決の途中、ガイコツと赤青黄緑のネオンカラーに支配されるカットカッコいい。
そして浮気は許さん!フルボッコシーンにすっきり。
続編も配信されてしまった…この勢いで観るかどうかは思案中。。
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