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キル・ザ・ギャング 36回の爆破でも死ななかった男のTLsのレビュー・感想・評価

4.7
コテコテのギャング映画、だがそれでいい。この手のジャンルとして抑えることは抑えて、しっかりアイリッシュたちが主役だという色もしっかり出していた。実話を基にし、さらにニューヨークマフィアのビッグネームも出てくるので十分楽しめる。

俳優はヴィンセント・ドノフリオやクリストファー・ウォーケン、そしてフィオヌラ・フラナガンなどピッタリなキャスティングなため安定感が凄かった。ドノフリオが演じるマフィアのいい奴と悪い奴のバランスが良く、さらにクリーブランドマフィアのボスがニューヨークマフィアの超有名ワイズガイにビビりまくるシーンなど少しユニークなシーンがあるのもよかった。

クライム映画はというよりもこのような形の組織犯罪は地域に根ざした物であるので警察、アウトロー両者が幼馴染といった不思議な関係であることが多いと思う。勿論、互いに相反する者ではあるがそこには外部の人間にはわからない物があるのだろうか。中々の良作、おすすめ。
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