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キル・ザ・ギャング 36回の爆破でも死ななかった男のhokaのレビュー・感想・評価

3.1
一日雇い労働者がアイリッシュ系ギャングとしてのしあがり、そして爆殺される話。

実録物として、花火のようなド派手な爆殺シーンの連続は、火薬の量に比例して見応えはある。

爆殺は不経済的だと思うが、次のターゲットの心胆寒からしめるのには効果的だろう。

荷物の横流しで捕まり、FBIとの司法取引で釈放になったはずなのに、いつの間にか騒ぎの中心人物にまでなったのはどういったカラクリだったのか?
ジョーとの関係性も周りにバレていなかったのか?
など、謎も多い。

結局ニューヨークのコーサ・ノストラにまで警察の手が延びたのは、リカヴォリの依頼でグリーンを爆殺したフェリットが司法取引をした結果だから、ダニーのジョーに流したであろう情報はあまり大して意味が無さそうだ。

しかしアイリッシュギャングとイタリアンマフィアの奇妙な幼馴染の共闘と内乱などを中心に、飽きさせないジェットコースター ストーリーだった。

何れにせよ【Full metal jacket】のローレンスが元気そうで良かった。
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