まめだいふく

ジョナ・ヘックスのまめだいふくのレビュー・感想・評価

ジョナ・ヘックス(2010年製作の映画)
3.0
 原作はDCコミック。
 そうなんです! ジョシュ・ブローリンがサノスになる前にDCのアンチヒーローやってたんですよ!
 それだけじゃありません。マイケル・ファスベンダーも本作では印象に残る悪役を好演してます。
 サノスとヤングマグニートーの共演、ここに実現! ……いや、それは違うんですが、DC作品とMARVEL作品の両方に出演した俳優さんって、結構多いんだなと思った次第。今度暇なとき、どれだけいるか調べてみよう。
 それはさておき、本作は他のキャスト陣も無駄に豪華。ヴィラン役はジョン・マルコヴィッチ、主人公との関係が最後まで分からない娼婦役にミーガン・フォックス、そういえばこの人もMARVEL作品に出ていたウェス・ベントリー、なぜかノンクレジットのジェフリー・ディーン・モーガン、そしてそんな彼とは対照的に、クレジットされているにもかかわらず、一体どこにいたのかさっぱりわからないマイケル・シャノン(DVD特典の未公開シーンには登場する)。
 これだけのメンツを集めておいて、これは無い!
 およそたった80分という尺のせいか、主人公ジョナと敵であるターンブルとの因縁は、ほとんどがナレーション付きのダイジェストで語られ、その後の二人の最終決戦までの流れも、トントン拍子過ぎて何一つ印象に残らない。で、テンポも速い分、当然人物像の描き方も浅く、感情移入できるキャラがいない。
 せめて90分以上の尺にして、それなりに見応えのあるアメコミ・アンチヒーローアクションにしてほしかった。
 それ以前に、これだけ短くするんだったらマイケル・シャノンの登場シーンくらい数分で済むようなシーンだったんだから、本編に入れても支障ないだろ! って思うけどね。
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