まーしー

ミート・ザ・ペアレンツ3のまーしーのレビュー・感想・評価

ミート・ザ・ペアレンツ3(2010年製作の映画)
2.0
劇場未公開作品。
二人の子を持つ婿グレッグ(ベン・スティラー)と堅物の義父ジャック(ロバート・デ・ニーロ)の対立を描いたコメディ第3弾。両家顔合わせのドタバタを描いた前作から10年後が舞台。

今回の対立の引き金は、婿グレッグの浮気疑惑。その相手の女性の名がアンディ・ガルシア。しかし演じているのはジェシカ・アルバ(笑)彼女の色気がすごい。彼女がゴールデンラズベリー賞を受賞したのも、存在感があることの裏返しだろう。

ただ、印象に残ったのはその程度。
マフィア並みのオーラを放っていた義父ジャックも弱体化。病魔に襲われ、後継者指名を行うなど、婿グレッグを追い詰める勢いも鳴りを潜めている。

過去2作ほど笑いのポイントはない。『ゴッドファーザー』や『ジョーズ』のパロディも見受けられるが、個人的には刺さらず。
コメディ路線を変更し、ホームドラマの色合いを強めたものの、感動に至るほどのドラマでもなかった。
ダスティン・ホフマンやローラ・ダーンなど、豪華キャストを擁しているだけに惜しい。
やはり3作目ともなれば、既視感やネタ切れもあって、パワーダウンは否めない。