真魚八重子

スムース・トークの真魚八重子のレビュー・感想・評価

スムース・トーク(1985年製作の映画)
4.0
男の子と遊ぶことばかり考えている、ティーンエイジャーのローラ・ダーンとその友達。露出度の高い服を着て、大学生や大人が出入りする店に行っては、ナンパされるのを待っている。
毎晩そんな調子なので、厳しい母親とは喧々諤々にやりあい、おとなしい姉の方ばかりが母に贔屓される。ローラ・ダーンは自分は母親に愛されていないと考える。

ある日、家族で親戚のうちにBBQをしにいくことになるが、ふてくされたローラは行かないと言う。家族もだったら留守番してなさいと、彼女を一人家に残して出かけてしまう。
すると、二人の男がやってくる。一人はラジカセでずっと顔を隠し、もう一人のグラサンのイケメンは「俺はおまえのことはなんでも知っている」と言う。その仕草がなんだかとても怖い。一緒に来いと言ってくるが、二度と戻ってこれないような気配がしていて、本能的に不安を駆り立てる。
前半と後半で、なぜか全然違う映画の気配がする、不思議な作品。
真魚八重子

真魚八重子