くもすけ

もえつきた夏のくもすけのネタバレレビュー・内容・結末

もえつきた夏(1961年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

バツイチショーガールと17歳の青年のひと夏の恋を描いている。
エアコンが故障して修理に来たのは管理人の息子ヴィト。昼メロ設定で二人が接近していくのをじっくり撮ってる。アイリスがヴィトの緊張を解きほぐそうと話しかける。「オマエターザン、ワタシジェーン」
演じたScott Marloweは当時26歳だがうまく演じてる。

アイリス演じたのはLola Albright。映画、テレビに大量に出ているがどれも端役。子供の頃ゴスペル歌っていたようで、マンシーニのプロデュースでジャズアルバムがある。それだけにストリッパーの役には周囲から反対の声もあったようだが、本人は意に介していない。
彼女の元夫役はベルナルディ。

監督はAlexander Singer、幼馴染のキューブリックがボクサーを撮った短編ドキュで撮影を担当してる。脚本は二人いて一人はJohn Hayes。両親が離婚してカトリック修道院で育ち、のち統合失調症を発病する。舞台で演技を始め製作にまわり、50年代からエクスプロイテーション映画を作るようになる。自伝的な要素が入っているのか
撮影監督は重鎮フロイド・クロスビー。「タブー」撮ったあと50.60年代はコーマンらと低予算映画を量産している。
音楽はGerald Fried。キューブリック初期作、スタトレ、MIPシリーズなどてがけてる。

ヴィトはステージを見てアイリスに幻滅し、雑貨屋で同年代の娘に鞍替えする。アイリスはいじらしく傷心してエンド、ほんまかいな。セクスプロイテーションというか昼メロ。

ジョン・ウォーターズがストリップシーンのアイリスの金ラメ衣装とSpring-o-laterハイヒールをパクってるらしい。ボルティモアでは頻繁にかかっていた映画のようだ。