レフン監督の元ネタは未見。
かなり原作に忠実に作られたようなので、元を観ていたら評価も変わったと思うが、今作だけ観るとセンスの良いクライム物として楽しめる。
今ひとつパッとしない底辺の悪党が、悪循環にはまり悪戦苦闘するストーリーはコミカルでさえあり、車の窓越しに見つめ合うラストシーンで、男の心情を想像すると、これ以上落ちようが無いヘタレぶりと、情けなさに思わず笑ってしまう。
逆に女はシリアスなのがまた良い。
善人が一人も出ないクライム物なので、その社会の中で悪戦苦闘する悪党たちの不幸を笑える上手い構造だ。
元ネタは三部作という事だが、今作はあまり評判が良くなかったと見えて続編は作られなかった。
とりあえず高評価の元ネタを観てみたくなった。
余談。
ちょっと顔の輪郭や雰囲気がカイル・マクラクランに似ているヒロイン役のアギネス・ディーン。wikiによれば
「スーパーモデルとして認められており、フランス版『ヴォーグ』から“2000年代のトップモデル30名のうちの1人”の認定を受けている」
っていう、元モデルの女優ではなく、現役モデルが女優もやっているというスタンスだけあり、スタイル抜群でキレイ。
ってことで、一瞬出る乳出しサービスシーンを見逃すな！！！！
