邦題「レッド・ウォリアー」は???、
原題は「遊牧民」、その部族間抗争のお話。
雄大な草原の美しい映像と遊牧民の集落。
18世紀らしいけれど、中世かな?とも勘違いしそうな文化。
暗殺から逃れた王子の成長と、親友と幼馴染のロマンスをからめて、
映像もなかなか壮大で、上手に仕上がった歴史ロマンでした。
当時、強大なジュンガル族の侵攻に、
分裂しているカザフ地域の部族はまとまらない。
その一部族の王家に生まれた王子は暗殺を逃れ、救世主となる!
という、ありがちですが、史実らしいです。
トルキスタン城塞の攻防は最後のほう。
援軍に来るはずの部族とのやり取りや、
勝利にもつながる油を使った戦略などを、もう少しちゃんと描いて欲しかった。
Hawaii Five-0で最強の悪役で登場するマーク・ダカスコスがここでも強い。
目ぢからハンパない。敵役として最高。
賢者役のジェイソン・スコット・リーもかっこよかった。