トライン

ボーン・コレクターのトラインのレビュー・感想・評価

ボーン・コレクター(1999年製作の映画)
3.8
 次々と奇怪な仕掛けで殺される連続殺人事件で、女性鑑識は犯人に繋がる証拠を手に入れる。それを契機に、障害を負って身体は不自由だが、非常に明晰な頭脳で警察の犯罪捜査に協力している男性と組んで犯人を捜索するのだが、行方不明の人々は次々と殺されて行き...って話。



アンジェリーナジョリー若い!美人!今も絞り込んで研ぎ澄ました感じがあるけど、この頃はまたすごい別嬪さん。アクション要素は無いまでも、演技力はこの頃から凄かったんだね。



何だかこの時代は、猟奇殺人ものみたいな映画が割と流行っていたのか、数多くあって、その中でもかなり出来がいい方だと思います。ホラーにふればSAWっぽいし、セブンみもあるよね?なんかあったよねこんな感じの!っていうのは多分見て貰えばわかるかな。



だからってけしてありきたりじゃなくて、捜査するのは女性鑑識だから、マッチョなアクションは無いし、戦って解決する話でも無い。その辺が刑事アクションとはかなり違う。サスペンスとしての作りが、一段高いと思う。



デンゼルワシントンの命の危機を抱えながらのサポートや、協力と連携がサスペンスに緊張と緩和を齎して、事件は終盤にかけてまでずっと犯人に出し抜かれては被害者が惨たらしく殺されるというのに、ケアがある分に非常に試聴感がいい。



たまにまた見たくなる映画の一つ。
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