ほそまゆ

最凶女装計画のほそまゆのレビュー・感想・評価

最凶女装計画(2004年製作の映画)
4.0
頭の中を空っぽにしてくだらない映画を観たくなる時がある。

本作『最凶女装計画』はパッケージからして、まさに「うってつけ」の映画だ。

そう思えた。

開始早々どうでもいいハイテンションジョークをかまされ、そのノリに置いてけぼり。

「い、良いんだよ。ちょうどこういう中身スカスカ、やかましいだけの映画を観たかったんのさ…」

諦めの境地でとりあえず観続けることにしたよね。

しかし。

失敗ばかりのFBIコンビが最凶女装計画をスタートしてから映画は一変。

控えめに言っても、お腹がよじれるくらい笑ったよね!

こういう感じ大好き。
そして、お世辞にも美人とは言えない二人がなぜか可愛く見えてきて…(まあ、女装だけど)。

しかし意外にも、ところどころで感動シーンも盛り込まれており、実際に何度かジーンときちゃったよね。


「FBI捜査官で、年収は税抜きで3万ドル。高級車も豪邸も持っていないけど、君とデートしたい」

「冗談でしょ?どんな人でも私を命がけで守ってくれるなら、喜んでお受けするわ」

デニス・ポーター役の彼女にアカデミー助演女優賞を差し上げてください。


ハッピーエンド。
誰かが幸せになるのを見るのっていいね。
ほそまゆ

ほそまゆ