ぐち

センチュリオンのぐちのネタバレレビュー・内容・結末

センチュリオン(2010年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

ローマ軍のブリテン侵攻を描きながらこの映画のメインはひたすら逃げることっていうのが新鮮で面白いなーと思って観てたんですがラストどうした。監督が途中で急死でもしてやむなく強制終了したのかな?ジャンプ連載の打ち切り漫画かな?

レンタルDVDの最後にちょこっとだけ入ってた監督のインタビューによると、実在した忽然と消えた第9軍団の足跡を想像することを主としてたみたいなので物語の終わらせ方にはさして興味がなかったのかもしれない。
それとも監督的に本当は全員歴史の闇に力ずくで葬り去られて生存者ゼロにしたかったのに(まだそういう遣る瀬無い展開のが良かった)上から圧力がかかってイヤイヤあのラストにしたんだろうか。だから取って付けたような投げやり感があったのかな。

あれが故郷じゃあかんやろ。百歩譲って戻りたい場所は今やあそこだけなんだとしても故郷じゃないだろ。今までのクィントスの信念や行為を侮辱してるよ。。。ラストに至るまでに故郷ってワードを散々言わせてたからなおさら…

ピクト人の女性戦士が最後まで非力だったり性的存在とされたり情けをかけられたりしないのは良かった。最後まで最も強く厄介な敵としてあり続けた。女性キャラがそういう扱いなのは珍しいと思う。

一つ本当に分からなかったのは(これは私の読解力の問題かも)最後助かると思って砦に駆け寄ったクィントスの仲間が殺されてクィントスは一旦は中に招き入れられるのはなんでだろう?第9軍団は全滅したことにしようって決まったのは総督とクィントスが対面した後だしなぁ。ピクト人と間違えて射ったのかな…
ぐち

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