[] 70点
ジョセフ・ロージーの遺作。存続の危機に瀕している市営の女性用サウナ施設に集った様々な階級の女性たちの連帯を描く。下高井戸シネマの暖房が心地よすぎて彼女たちの激突部分はほとんど寝ていた…
割と深刻な家庭の悩みを打ち明ける女性に対して「とりあえずサウナに入ろう」と言い続ける冒頭はサウナのコマーシャルみたいで笑ってしまった。女だらけのサウナで物語がどう展開していくのかと思ったら政治的な集…
>>続きを読む食卓のご飯が美味しそう、、アメリカ映画でスピーチする場面って日本と比べて多いけど、この映画は敢えてスピーチの練習に留めておいて、議会でスピーチする場面は省略されている。あくまでも舞台裏を写し続けたよ…
>>続きを読むスチームのように湿り気を帯びたフレームの中ではコモンとしての公共浴場に集う女たちの批評としてのダイアローグが資本への対抗運動を産み出し、閉じられていた舞台の扉が開かれ、女性による女性のための映画とな…
>>続きを読む遺作が100%女優だけの女性映画になるロージーの凄み。
劇作家のネル・ダンが脚本なので演劇的な映画ではある。サウナという限定空間から出ずに女たちそれぞれの生き様を会話から表出させる作劇。サウナ内で…
「普通の仕事をしたい」「理解のある人になりたい」。後半に炸裂する叫びに胸を打たれる。同じ立場にいるはずの人々がその出自によって断絶してしまう。今見ても古びていない。制限されたシチュエーションで展開さ…
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