公開時、無惨にもカットされたシーンを復元したオリジナル版。
カットされたシーンとは性的表現や会話とのこと。
確かに物語において重要箇所であった。
鑑賞後にプロダクション・ノートを読むと、ブランチ (ヴィヴィアン・リー) の色情狂の理由には、死んだ夫がホモセクシャルであった背景の省略、ブランチがスタンリー (マーロン・ブランド) にレイプされてしまうシーンを曖昧な表現にとどめたこと…等が記されていた。
いくら映倫規定とは云え、こんな重要なシーンを無惨に切り込まれては、作り手側はたまったものではない。
“本当の完全版”であれば、我々の感想だって変わったはずである。

194 2019

1951年 🇺🇸映画 モノクロ作品。

第24回アカデミー賞
主演女優賞(ヴィヴィアン・リー)
助演男優賞(カール・マルデン)
助演女優賞(キム・ハンター)
美術監督賞 受賞。

タイトルは聞いたことあるが、観た事は無い。
という作品 皆様にもあるのでは？
本作はその 代表的な作品なのかな？ と感じます。
恥ずかしながら わたくしも今回初めて鑑賞しました。

開始5分くらいでこのタイトルの意味がわかります！
そういうことね。

夫に先立たれ、妹夫婦のもとに身を寄せて人生を模索する未亡人の終始 虚しく哀しい様を描いた 舞台劇を映画化したドラマ。

舞台で演じたマーロン・ブランドが そのまま映画でも同じ人物を演じているらしく、今回初めて知ったのだが、本作がマーロン・ブランドの映画デビュー作らしいです。

本作から演技部門でオスカー受賞者が3人も出ているという快挙！

「風と共に去りぬ」のヴィヴィアン・リーが主演女優賞を受賞しているが、 なるほど 凄い演技！
正直、こんな女性 身内にいたら絶対嫌だ！
劇中でも「気は確かか？」と言われていたが、誰でもそう思うような鬼気迫る演技。

と。
それぞれの演者達の熱演は確かに凄いのだが、作品自体は 何というか 観ていて辛い。

登場人物の中で幸せそうな人が誰一人もいない。
皆 日々の生活にもがき苦しんでいる。 観ていてちょっと息がつまる。

もっと世の中が平和な時に観れば良かったかな？
今観ると 多分 凹みます。

新型コロナの影響が終息したら、
おススメです。



😷コロナパンデミック中に鑑賞😷

もはや怪獣対決、、笑
スタンリー（マーロン・ブランド）を姉妹間で取り合う展開を想像したが、最初に放たれる罵声から思わぬ方向に、、

マッチョゴリラと化したスタンリー（ケンシロウ並みに服が破ける！）は正直、凶暴過ぎて怖いぐらいだけど、強敵ヴィヴィアン・リーの対戦相手としては申し分無し。

「欲望」という名の電車に乗って、ニューオリンズの妹に会いに行くブランチ（ヴィヴィアン・リー）。

１０年振りに会って早々、「あんたがいない間どれだけ苦しい思いをしたか！下の下に成り下がってよくこんな貧相な暮らしできるわ！」とマシンガンの如く不満をぶちまける。頭のネジがどこか外れてしまってるかの様。

見ていてかなりイライラさせられるも、スタンリーがその度その度「うるせえ、黙れ！！」とブチ切れてくれるので、これがなんとも痛快！（かなり痛々しいが、、）

エスカレートする後半はもはやホラー。凄まじい演技だった。

• #アメリカ.
• #マーロンブランド.