主人公は愛する妻を亡くして、自暴自棄になってしまっている、(いや、性格がねじれまくってしまった)お爺さんと、近所に住む家族達のお話ですが、スウェーデンの色彩に心躍らせながら衣装、セット、内装などなど見ていました。1番驚いたのは主人公が自分の人生を終わらせようとする時に選んだスーツとシャツの組み合わせの色です。なんて素敵な色なのだろうと思いました。きっとあの可愛い奥様が選んでくれて褒めてくれてたに違いないスーツ。勝手にそう思いました、だからこそ着るのだと。ワタシだったらどの服着るだろうか？(想像したくないけど)
最初はどうしようもないクレーマーのおじいさんなのか？と思いつつ主人公と同じへの字の口で多分観てました。
偏屈と名付けてしまえば簡単だけど、私はこういう人を嫌いにはなれない。割と見かけるし人を思う気持ちが強くなりすぎて、怒り出してしまう時が多々あるから。
表現が下手で怒鳴ったり黙ったりして、どっか行ったり、冷静になるとわかってくるんだけど。
この映画に出てくる人達はお互いの事を見捨てなかった。
アウディのロゴの例えは笑いました。
