このレビューはネタバレを含みます
最愛の妻を亡くし、長年勤めていた職をクビになり、自殺を図る無愛想なお爺さんオーヴェが、バカばかりと思っていた近所の人々との思いがけない交流で、幸せな人生を送っていく話。
どなたかのレビューにありましたが、オーヴェにとって自殺はデートなのだ、と言われていて、なるほど!と納得しました。きちんと身なりを整えて亡くなろうとされていました。笑ってはいけないのですが、失敗するたびにふふふ🥰となってしまいます。誰かが見てきっと阻止したんだなと思います。
自殺もちょっと衝撃ですが、たまに急に来るオーヴェの回想での衝撃映像に心臓をやられました笑。あまりに不幸続き。家を燃やされるところなんか、マジでスウェーデンではあるのでしょうか。あんなのありえないでしょ。。。
とはいえ、近所の人も、オーヴェのお父さんも、奥さんもみんな素敵。オーヴェが誠実で良い人だからですね。そしてオーヴェのツンデレっぷりにニヤニヤしていました。オーヴェがバカにしている近所の方をバカだから俺が助けてやらにゃ、とおせっかい焼くたびにふふふ🥰となりました。
最後が切ない…。遺書があったということは、悟っていたのかな。。オーヴェの遺志は近所の人に受け継がれていく終わり。涙が出ました。
静かな、ささやかな温かいお話でした🥰