このレビューはネタバレを含みます
なぜ涙が出るのかうまく言葉にできないけど、ひとコマひとコマが愛おしい。
オーヴェの優しさがたまらない。
偏屈なのに、近所の人達が気軽に声をかけたりランチに誘ったりするのが最初は不思議だったけど、そういうことか、と。偏屈だけど、優しさが滲み出ていて、みんなもちゃんと知っていて、そしてちゃっかり頼ってるのが良い。
妻と結婚前に初めて行ったレストランのシーンもすごく好き。
理不尽な別離や不幸への哀しみ怒りは人を捻じ曲げてしまうこともあるけど、オーヴェにはそれに負けない深い深い妻への愛があった。
素敵な映画だった。