レオン

幸せなひとりぼっちのレオンのレビュー・感想・評価

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)
4.1
見逃し高評価作品 (★平均4.0 アマプラ・UNEXT見放題) 
「オットーという男」の元作でスウェーデン作品。 まあハンクスバージョンと物語はほぼ同じだろうと、高を括っていたが、見て良かった♪ ハンクスバージョン以上に深い! 

まず、リメイク版では、無愛想なだけで嫌われ者ではないが、こちらは、本当にウザい人♪  ショップでも来てほしくないモンスターカスタマーの一人と思えるぐらいの人物。

が、ハンクスバージョンには描かれてない、主人公オーヴェの両親との過去描写も多く、感情移入出来るシーンが秀逸。 楽しい思い出も、辛い出来事も・・・。

そして奥様になる女優さんが素晴らしい。 キラキラした笑顔は一緒にいる者まで幸せにさせる様な魅力で尚、芯の強さや先見の明まで持ち合わせている人物を好演している。 こんな人を射止めたオーヴェが羨ましく感じたほど♪

中盤までの過去描写が、ハンクス版より深い物を与え、あのレストランのシーンも同じなのだが、こちらは目が潤んでしまった。
が、リメイク同様、再度辛い出来事が・・。

まあこれだけ不運や不遇が重なれば、他人に心を許さず偏屈になるのも致し方なしかと悟らせる。 
それがリメイク同様、隣人の奥さんの人のよさで段々・・。
ある出来事後に路上を一緒に歩いて、思わず一緒に笑った事から、心の塊が徐々に溶け出す♪

ハンクスバージョンの方が笑えるシーンは多く、隣人奥さんの描写等は上回っていたたが、過去描写の深さで、また違った魅力を味わえた!
リメイクの「オットー・・」を見た方も、是非こちらもご視聴をオススメします♪

物語がネタバレ状態だったにも関わらず、再度感動を与えてくれたので0.1加点の★4.1に♪
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