最愛の妻を亡くしたオーヴェが近隣の人たちに支えられながら妻の死と向き合い乗り越えていくお話。
奥さんがいつどうして死んだのか、
なぜオーヴェがこんなにも頑固になったのか、
巧みに盛り込まれる幼少期から現在までの回想シーンでオーヴェの人生が徐々に理解できるようになっていて素晴らしかった。
素朴なスウェーデンの風景も、時折左右対称になる構図も、色彩も美しかったなぁ。
一人に愛情を注ぎ続けた誠実なオーヴェが、気難しいお爺ちゃんになってからも周りの人を惹き寄せる様子は凄くあたたかい。
奥さんの洋服の匂いに顔を埋めるシーン、切なかったなぁ。