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幸せなひとりぼっちのなのネタバレレビュー・内容・結末

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

「オットーという男」から続けての鑑賞。本作の方が、コメディ要素と悲壮感をより強く感じた。
父親の事故死、事故による妻の障害、そしてそれによる就職難や行政の心ない対応。それらがオーヴェが規律やそれを乱す者を毛嫌いする一因になっていると思われ、説得力があった。
ハリウッドのリメイク版より、派手さとか洗練された感じは劣るかもしれないが、ヨーロッパ映画の淡々とした雰囲気に好感が持てた。
ターニャの知的な美しさが華やかで、画面がパッと明るくなる印象。内面から発せられる美しさ。素敵な女優さんだと思った。
度々出てくる、彼女が出した人差し指をオーヴェが握る、二人のルーティンと思われるシーンが印象的だった。
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