ゾンビものだと思って観たらいい意味で騙されました。ライブへ向かう若者たちが殺人鬼に次々襲われてしまうというゾンビものというよりは「悪いけ」展開の映画です。
一応ゾンビもいたけどゾンビの存在を忘れるほど”ブルカを着た殺人鬼”というパキスタンらしいアイコニックな存在が印象的でした。
武器もモーニングスター(トゲトゲの鉄球)で、GOGO夕張以来のちょっとした感激です。
「息子じゃなく娘を授かるのよ」っていう病んだ台詞やグロ描写も良かったし、不気味な装飾品も凝ってて中々の発掘良品映画じゃないかな?
何より怪しい異国情緒の雰囲気が不気味で良かった。
ホラー映画大好きな元アイスクリーム屋さんが作った映画っていうのも微笑ましいです。追加トッピングを全部乗せしたようなホラー要素てんこ盛り贅沢アイスサンデー。監督のホラー映画への愛がたっぷり伝わってきました。