LEE

ラスト・ミッション/刺殺密令のLEEのレビュー・感想・評価

3.8
リトルジャッキーとサイモンヤム、そしてBullet for fireという英題もあってどこかワイルドブリットを思い出した一本
パワフルな作品だった


田舎から出てきた世間知らずなジャッキーチュンがサイモンヤムから殺し屋のいろはを教えてもらい成長していくというストーリー
その中で信頼や裏切りによって翻弄されていくという流れなんだけど、ジャッキーチュンとサイモンヤムの師弟コンビ以外の描写が弱すぎるような気がした
天使行動などでお馴染みの呂少玲は物語に絡みそうで全然絡んでこないし、ジャッキーチュンのボスの狄威も悪役のように一見思えるけど裏切り者を始末するのは割と普通だよな…と思ったりと描写の甘さが気になった


配役でいうとメインのジャッキーチュンとサイモンヤムがアクション俳優ではないので、代わりに脇を羅烈、呂少玲、狄威といった手練で固めていたのは好感が持てた
そもそも僕が本作を見ようと思ったのはチラッと見かけたアクションシーンが面白かったからで、実際武術指導は王坤、スタントマンとしてベニーライや徐寶華、熊欣欣、張華、周潤堅といった名前を聞いたことあるスタントマンが数々関わっているのでそこは楽しく見れた
銃撃戦がメインで肉弾戦は少なめなんだけど、クオリティは中々のもの
特にダーツバーでのアクションシーンが面白かった
そしてポリスストーリーにも負けてないプールダイビングシーンもありビックリした


アクション映画として結構楽しめた一本
ラストカットが凄いのでそういう意味でも必見です
LEE

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