色ざんげのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

宿場に川留された男女のオムニバス集的な構成。脚本家が四人もいるので、四人の女優の物語をそれぞれに書かせて、それを一つにまとめたんじゃないかな。際立つ面白さはないけど、どれも飽きさせず、そつが無い作り。西村昭五郎御大さすがです。時代劇ってなんでもありの世紀末な世界観としても描けるので、暴力とセックス（強姦）メインのロマンポルノとの相性は抜群。諸行無常、救いのラストはちょっとがっかり。泉じゅんは悪い役柄の方が数倍良い。