カンパッチー

エネミー・ウォーのカンパッチーのレビュー・感想・評価

エネミー・ウォー(1991年製作の映画)
2.8
まさかのイタリア映画のためニコラス・ケイジはイタリア語吹き替えで彼の声を聞くことがない珍しい作品。序盤からずっと歯の痛みに苦しむニコラス、痛すぎて単独行動するわで痛くて仕方ない割に水浴びしている少女に無理やりセク口スしている間は虫歯の痛みもなく事に及ぶという酷い男。

2人が恋に落ちた云々あらすじにはありましたが、単にニコラスは欲望のはけ口にしているだけでした。しかも自分の誤射で少女を死なせた挙句証拠隠滅。その後、駐屯所でこの国でターバンを巻いている少女はハンセン病を患っている者だと聞き、まさかセク口スした少女は!と悩み苦しみ、何とかイタリアーノに帰ろうとするというどうしようも無いクズで、全てが自業自得なので全く同情できないニコラス。しかし、水浴びをしている少女の乳首の美しいまでのピンと張った姿には驚きました。あんなにピンと張った乳頭はフォンテーヌブレー派の絵画でしかお目にかからない、そんな芸術的な乳首でした。

ちなみにエネミーウォーなんてタイトルですが戦争ものかと思いきや、全く戦争ものでなく自らの下半身の抑えが効かずにハンセン病を患い、反省するニコラス・ケイジを見続けるだけです。しいていうなら己の心との戦争だったのかなぁ?まぁ百合子じゃないけどニコラスも三密を守って現地での少女との濃厚接触は避けるべきでしたね。疑心暗鬼に陥ってパニックになって周りに当たり散らしたりしているニコラスの演技は流石の一言でした。