人生の無駄遣い

エネミー・ウォーの人生の無駄遣いのレビュー・感想・評価

エネミー・ウォー(1991年製作の映画)
2.3
今度のニコラスケイジは中尉殿。

WW2、エチオピアに駐留するイタリア軍
その中尉である主人公は単独行動中に
川で水浴びをする頭にターバンを巻いた
現地の少女と出会う。

その姿を目撃した主人公はムラムラして
流れるように(川だけに)異国間交流を
してしまいます(要するにSOXです)

その晩、少女と一緒に洞窟で休んでいると
ハイエナがやってくる。

追い払おうと、とっさに銃で攻撃するも
跳弾した弾が少女の腹に当たってしまう。
(中尉の不注意です。)

必死の治療の甲斐なく少女は死んでしまう
少女を埋葬して、軍に合流して一夜。

主人公は休暇申請が認可されて
イタリアへ帰れることになった。

仲の良い同僚と酒を飲んでいると
上官が餞別として美女をあてがうと笑う。

早速、同僚が女に駆け寄っていくも
すぐに慌てて引き返してくる。

同僚は上官に
「上官。これはワザとですか?」と問う。
上官は笑いながら
「ちょっとした冗談だよ」と笑う。
同僚はなおも
「どうして彼女たちがアレだと?」と問う
上官は答える
「頭にターバンを巻いた女は現地では
ハンセン病に罹った証なのさ」

主人公はハッとする。
あの少女はターバンを巻いていた…
そして先日ケガした傷が治らないことも…



主人公の安易なSOXのせいで窮地に勃つ話

ハンセン病に罹患してしまった主人公は
発覚を恐れながら(バレたら隔離&監禁)
どうにかして帰国しようとするけど
そもそもが自業自得なので同情できない。

エネミー・ウォーと銘をうってますが
敵兵なんてほぼ出ません。
全編通して己との戦いです。

原題は“Tempo di uccidere”
イタリア語で“死の宣告”みたいな意味です

でもね。大層なことを言ってるけど
作品名は“チ◯ポ で ウッ血ぃ出る ”の方が
空耳的にも内容的にも
合っていると思います。

終始、主人公がクズですが
時代背景を考えると
そんなに珍しくないのかもしれません。


皆様も濃厚接触は避けて行動しましょう。

……今、「そもそも相手がいないだろ」と
言った奴は上官侮辱罪で軍法会議に
かけるから覚悟しておくように。
人生の無駄遣い

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