ブタブタ

巨大アメーバの惑星のブタブタのレビュー・感想・評価

巨大アメーバの惑星(1959年製作の映画)
3.0
鬼才イブ・メルキオールによる「コウモリグモ」が余りに有名な本作。

『キングコング』の「髑髏島」『ウルトラマン』の「多々良島」、そして次のゴジラ『GODZILLA怪獣惑星』の怪獣に支配された地球など、怪獣が支配する島や星に探検隊が調査に向かうお話しの原典とも言えるのが『巨大アメーバの惑星』ではないでしょうか。

残念なのは火星のシーンが真っ赤なフィルターをかけて火星を再現してるのでしょうけどそのせいで細部がよく分からない。
コウモリグモの折角のグロテスクかつユーモラスな素晴らしいデザインがよく見えない。

話はシンプルで火星探検隊の恐怖が描かれていますが地球人を遥かに超える文明を持つ三つ目の火星人のそのゴキブリが進化して立ってるみたいなまぬけなデザインは逆に非常に不気味です。
何故か邦題になってる巨大アメーバはそのバカでかさと無数の触手とあいまってクトゥルー神話の邪神を思わせます。
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