オタール・イオセリアーニ作品は初めて!
田舎町もヴェニスも人物たちや風景がいきいきしてる。意外と毒っけもあり、クスリとさせられる。
お父さんが車の外にサンダル置きっぱなしにして出社するとこからもう好…
空間や時間、そしてその中での人や事や物の転がし方が文字通り「一筋縄」でない。
人や事や物の錯綜が、しかし明示的に一義的に何かを編み上げるという訳でもなく、一体なんなのかと思わせられる細かな描写があち…
2023.6.6ロキシー
ハリボテみたいな貴族おもしろすぎ
日常から逃亡した先の非日常もまた誰かの日常で結局逃れることはできないがそれに失望せず希望を見出し肯定していくラストがよかった
悪く言えばい…
上手い。タバコや酒がモチーフだけじゃなく人物を休憩させるために登場するの、理屈っぽくなくてイイ!全然リラックスできてないけど。
カメラが町に引かないし上階下階の位置関係がやけに簡潔だと思ったら屋根昇…
月曜の規律的な営みから始まり、鮮やかな色と光に満ちたヴェニスへ。この卓越した物語の切り開き方に心掴まれる。
語り口は淡々としているのに対し、どこか慈愛と発見に満ちた眼差しが日常を生きる人々を際立…
自転車の群れ、バス停から工場までの30秒で精一杯肺に吸い込むタバコ、あやとりの婆さんたち、ワニだの龍だのスリだの、破られるポストカード、ピアノの演奏、熱唱しながらのワイン、ヴェニスの水で濡らす筆で描…
>>続きを読む音の方向性と絶え間ない運動の方向がとても美しい。心が思わず緩む。しれっと戻ってきても家族も会社もあっさり受け入れるなんて、ファンタジーの特権で夢がある。オチのつけ方も好きだった。
マチューの声だけ…
現実の汚さを無理に隠している訳ではないのに、何故かずっと美しい。
こういう絵画的なフランス映画って、単一のメッセージを押し付けてこないから、一見何を伝えたいのってなるけど、観る人によってそれぞれ色ん…
タバコも好きに吸えない退屈な日常からの突然の離脱、旅行しても退屈な日常が待っており、結局労働に戻るしタバコも好きに吸えない。ただそれだけなんだけど、扉が閉じたり開いたり、人物が出たり入ったりするだけ…
>>続きを読むそれぞれの映像やショットの中に、沢山の物語やコンテクストが散りばめられていて、気の抜けた様なビートでありながら、ずっと面白く飽きない映画ですし、多少なり不思議なユーモア(車椅子の老人、聖ゲオルギウス…
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