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月曜日に乾杯!の遊のレビュー・感想・評価

月曜日に乾杯!(2002年製作の映画)
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普通、映画に登場する役たちはみんなそれぞれ物語を進めるための「役割」を文字通り担っている、だけどイオセリアーニの映画ではみんなそういう構成上の責任から解き放たれて「ただ生きている」感じがする(もちろんそういう演出が巧みに設計されているんだろうけど) 、それがこの監督が代名詞?として持つ"ノンシャラン"ってやつなのかな だから話が緩慢なのは必然で眠くなるのも自然 それも含めてノンシャランでいいじゃないかって監督が言ってた というわけではないから寝ちゃったことの正当化はもうここで終わり

旦那がノンシャランにイタリアを旅しちゃったことで迷惑を被っている家族たち、特に妻の怒りの部分まで描いてるのに誠意を感じた みんな無責任でいいんだよっていう頽廃のススメではないんだなと
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