bluebirdinger

月曜日に乾杯!のbluebirdingerのレビュー・感想・評価

月曜日に乾杯!(2002年製作の映画)
5.0
年1回くらいで観るイオセリアーニ作品。
ユルくて、とにかく事件も起こらずユルい。
会話もほとんどないし、意外と長いし、
ダメな人がダメと言う理由もわかる。


でも、結構、皮肉たっぷりだし、人間の美しさだけではなく、醜さもきちんと描いてる。
醜さをユルい空気で丸め込まず、批判もせず、クスッと笑ったり、受け流したり。
醜さを見て出てくる感情は、どうでもよさそう。ないのかもしれない。
それが人間だからね、という声が聞こえてくる。


色々と考えさせられることもあるけど、サラッと描く。
教訓や説教臭くないし、
そういうところがすごく好き。
日常も旅先も、同じ延長線上。
仕事帰りも旅帰りも、
変わらずの家族の「おかえり」


旅先で、地元の人と出会って、普段の遊びに連れて行ってもらったり。
これが1番。いい旅。羨ましい。
bluebirdinger

bluebirdinger