umihayato

グレート・ウォリアーズ/欲望の剣のumihayatoのレビュー・感想・評価

5.0
究極の自由業は「傭兵」だと思ってる。

クライアントである貴族にいいように使い捨てされた主人公の傭兵団。
彼等の貴族への復讐。
なんとも世知辛い結末。
自分が個人事業主なだけに、どうしたってこの傭兵団にシンパシー感じないわけには行かず。
いつの世も目の敵にされ、疫病その他社会の悲劇を真っ先に喰らい、社会システムの欠陥の割りを喰うのは、自由に生きてる人間ばかり。
安全に大多数と同じ様な幸せを手に入れるのはお利口な金持ち貴族ばかり。

所々細かいフリとオチが完璧。
樽爆弾のくだりアツいし、各キャラの結末も良い。

吊るされた死体の下でマンドレイクを掘り出し、キスするシーンは映画史に残すべき名シーンだと思う。
ベルセルクの元ネタ多数との噂も聞いたが、確かにそんな所もちらほら。

しっかしめちゃくちゃ人間してる映画であった。
umihayato

umihayato