このレビューはネタバレを含みます
なんだこれは！とビックリさせられることばかりの映画
世界観の作り込みは重厚で冒頭から混沌とした汚さの中に傭兵や情婦たちの強かさが光る
これは期待できる！と思いながら見てるとアレ、これ誰が主人公＝善玉なんだ？とわからなく…
登場人物全員クズで誰も応援したくない酷い展開
やたら露出が増えるあたりから疑問と怒りが湧いてくるが、終盤に行くにつれてそれぞれのキャラの逞しさが際立ってくる
ようは誰もが生きるために必死で、生きるためにどこまでやれるかというある種の本能が描かれていたのかなと解釈
納得できるラストかと言われるとよくわからないが、皆が全力を尽くしたのは確か
特にセリーヌ役のスーザン・ティレルが強烈な魅力を放っていた
生き残れなくて残念！
大好きなタイプとは違うけどウーン！となった
とにかく普通じゃない、すごい映画です
