2023年396本目
最近新作をバンバン世に送り出しているウェス・アンダーソン監督作
微妙な仲の3兄弟がインドを旅するロードムービー
互いを信用していない様子の3人は、様々な困難を共に乗り越えることで絆を深めていく
近年の作品に比べると、そこまでウェスらしさを感じなかったけど、色鮮やかな色彩と独特のカメラワーク、世界観に合ったサウンドトラックが魅力的
じわじわくるコメディセンスが遺憾無く発揮されていて、個人的には「シスターのブラザーがトラに食べられた」という母親のセリフが好き
父の死に落胆し、打ちひしがれていた3人が、父の遺品の入った鞄を投げ捨てるラストシーンは、あらゆる呪縛から解放されたことを象徴するような場面だった
インドの文化や建物を多く映している作品なので、インド旅行に行きたくなった
