悪の北派導師・玄真が南派妖術の親娘を襲い、南派の宝・銀の骸骨を奪う。
玄真は2人の魂を壷に封じ込める。
彼は封じ込めた魂と金銀の骸骨を使って妖術・延寿術を完成させようとしていた。
いかにも香港らしいB級ヘッポコ・ホラー・コメディ。
一応香港作品ではあるが、台湾系の役者が多数参加しているのと、光学処理とワイヤーを多用したアクションは何処か台湾的な感じを受けます。
『新桃太郎』シリーズや『幽幻道士4』のリン・シャオロウが好きだから観たけど、いろいろぶっ飛んでてB級すぎてよかった。
また、日本から出稼ぎで活躍していた大島由加里との共演が魅力の作品ではある。
本作で目を引かれるのは、やはり大島由加里の美しさだろう。
父と妹の魂を奪われ、形勢不利でも戦い抜こうとする儚さが胸を掴みます。
アクションに関してもなかなか手堅く、リン・シャオロウ、大島由加利、ワン・チャンなどが、ワイヤーを駆使して頑張っている。
ただし物語はヒネリが無く、かなりシンプルな作りになっている。
また、本筋とは関係の無いキョンシー親子を出したりと、余計な演出もところどころで目に付く。
ストーリーもギャグもヘッポコなんだけど、なんとなく憎めないところがあるのは香港映画の魅力だったりもする。
また、途中までの内容からは想像できないラストでかなりビックリしました。
てか、ちょっと涙ぐみました。