短文感想 72点
かの有名なニュルンベルク裁判を収めたドキュメンタリーであり、映像自体は貴重なのですが、ナレーションが押し付けるような感じなので好き嫌いが分かれると思います。いや、無論言っていることは正しいのですが、こういうのってなるべくナレーションは抑えて、映像に残る当時の者たちの肉声などで考えさせていく方が良いのではないかと思えてしまいます。傑作『東京裁判』がそうであったため、ある意味東京裁判との両翼とも言えるこの裁判のドキュメンタリーとしては、力不足感が否めませんでした。『夜と霧』のように、収容所で殺された遺体の数々が映るので閲覧注意です。
