精神病院に入院している記憶喪失の男の回想で話が進んでいく。
自動車故障のため、血に飢えた魔女の棲む森の中にある一軒家に立ち寄るも、この家族が呪いによって次々と吸血ゾンビになっていく！！！

オープニングから妖艶な音楽が美しくて完璧.:*♬
動物の鳴き声、風の音、森が美しくも不吉。吸血ゾンビ爺さんの顔面がゆっくりとグニャグニャ腐敗していくのが面白いし、可愛い顔面蒼白な娘がママの首元噛ぶり付くのはとても美しかった✨ジャン・ローランっぽい雰囲気、切なくも恐ろしい後味の悪いラストや無音エンディングも素敵

• #70年代
• #イタリア
• #スペイン
• #ホラー★
• #吸血鬼
• #森

記憶喪失にかかった男が病院に運び込まれる。話を聞くうちに、恐ろしいことがわかってくる・・・。

ゴシック色の色濃いホラー。

マイナーな作品ですが、面白いです。

ラストの救いのない展開がなんとも言えない余韻を残します。

DVD化希望！！

哀愁漂う70年代ゴシックホラーの良作。メランコリックな音楽で幕を開けるオープニングからして、既に物悲しいムードが画面に充満している。枯れ木に覆われた仄暗い森、閑散とした集落、何かに怯える住人たち、夜になると扉を叩く誰か、魔女の高らかな嗤い声が木霊する......。テンポは鈍重だが、古き良き怪談話のように気品高い語り口と、寒々とした薄気味悪い空気感がたいへん心地よい。『サンゲリア』や『悪魔の墓場』以前のイタリアンホラーにしてはゴア表現もかなり健闘していて、吸血鬼の顔面が溶けていく様をじっくりと映し出したり、車のドアが締められた勢いで指がポーンと千切れ飛んだり(指の切断面を車窓に擦り付けてくるのが怖い！)と、結構ユニークで面白い。超絶バッドエンドなラストシーンも、この救いなき陰鬱な物語の締めくくりとしては完璧。