一人旅

私を野球につれてっての一人旅のレビュー・感想・評価

私を野球につれてって(1949年製作の映画)
3.0
バスビー・バークレイ監督作。

『四十二番街』(1933)や『フットライト・パレード』(1933)のレヴューシーンを手掛けたバスビー・バークレイが演出したミュージカルコメディで、ジーン・ケリー&フランク・シナトラが恋に野球に揺れる主人公コンビを好演します。

20世紀初頭のアメリカを舞台に、MLBチーム「ウルブズ」に所属する二人の野球選手が織りなす騒動を描いたミュージカル喜劇で、チームの新オーナーに就任した若い女性ヒギンズと熱狂的な女性ファン:シャーリーという二人のヒロインとのそれぞれの恋のゆくえを軽快に織り交ぜつつ、賭け野球に興じる狡猾なギャング一派との野球場での対決クライマックスへと雪崩れ込んでいきます。

誰もが一度は耳にしたことがある、あまりにも有名な主題歌「Take Me Out to the Ball Game(私を野球に連れてって)」をはじめ、多彩な楽曲に乗せたミュージカルシークエンスを織り交ぜ魅せていくロマンティックコメディで、W主演を務めたジーン・ケリー&フランク・シナトラが軽快な歌とダンスのコンビネーションで魅了してくれますし、メジャーリーグのクラシカルな試合風景(ダボダボのユニフォーム、打者がヘルメットを被らない等)も興味深いものがあります。
一人旅

一人旅