YAZ

地下室のメロディーのYAZのレビュー・感想・評価

地下室のメロディー(1963年製作の映画)
3.4
ギャバンとドロンの観る

また観るです
出所間もないギャバンが最後
の大仕事企てるが。。。

「悪銭身に付かず」

出所し列車で帰宅するギャバンが耳にす
るのは堅気な人達が旅行計画してる声。
そんな人達小馬鹿にするギャバン

マジメに働かず手にした金は水の様に手
に残る事なく流れてゆきますよ。
という犯罪映画だけど教訓かなり強め。
評判の割にはだったので観直してみたけ
ど印象あまり変わらず

ドロンは母親から金巻き上げ仕事せず。
刑務所で知り合ったギャバンからカジノ
強奪の相棒に指名されるが永年の仲間で
なくただの顔見知り程度

教訓に戻ると彼らと関わる女性達は皆
マジメになってよと。ギャバンの妻
ドロンの母、女性ではないけどドロンの
兄は実行犯の一員だったがマジメに働く
はと途中で抜ける

言ってしまえば相当にろくでもない老人
がほぼ見ず知らずのチンピラと大金手に
しようとしても上手くいくはずないです
よというお話では

悪党とクズの違い
何が違うか説明出来ないけどこの二人は
明らかに後者で若いドロンはともかく
ギャバン演じる男は困った老人としか思
えず人としての魅力に欠けるかな

魅力的な悪党の映画は面白いけど悪党で
もない男がワル気取ってもという感じが
しないでもない。クズならクズであるの
自覚して欲しいけどそうでもない。
監督に僅かでも魅力を引き出そうという
気が無いのではないですかね

半ば呆れてるギャバン妻が全面的に正し
いと思うです

監督 アンリ・ヴェルヌイユ
60/220
YAZ

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